歯科東洋医学 Category 4

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<歯科口腔領域における東洋医学の導入>

歯科医療は口腔顎顔面領域に関わる様々な疾患を扱うわけですが、一般日常臨床では精巧な器械や器具を使用する小外科が主体となります。しかし、複雑多様化していく疾病に対応するためには、限定された外科的手法や一部の内科的手法にとどまらず、他の医療手法も駆使してもっと治療方法の拡大を図る必要があります。そのためには歯科医療全体を眺める眼が必要となるわけで、その基盤となるものは東洋医学の考え方ではないかと思います。

 東洋医学を歯科口腔領域に導入する際に必要となってくるのは、総合的で融通性のあるしなやかな視点です。身体環境における口腔の役割、西洋医学と東洋医学との関係、肉体と精神との不可分性に対する視点がその代表的なものと言えます。その背景となるのは、東洋医学の整体観念(人体そのものの生理・病理・治療の有機的整体性、人と自然との統一性)と独特の診断概念にあります(四診法による診断と「証」「症」「病」の区別など)。


歯科口腔領域に東洋医学を導入する際の重要視点


医科と歯科との視点

・統一整体観による歯科と口腔…全身における歯科・口腔領域概念の見直し。口科、口歯科、口中科、口腔科、口腔内科、口腔粘膜科等の意味を含めての検討。

・新技術の評価…ブーム化した一時的な新技術に左右され翻弄されること無く、東洋医学の長い歴史と伝統の中にある医療の本質的なものを通じて評価する。
    ○全体(総合)と部分(断片)
            → ホロニック口腔医療 Holonic Oral Health Care


西洋医学と東洋医学との視点

・第3の歯科医学…歯科漢方医学、歯科鍼灸医学、口腔養生医学、中医口腔科学、口腔中医学等の領域と近代西洋歯科医学の共存による新たな歯科医学の構築。

・歯科東洋医学…口腔と言う発生学的根源臓器を通じて、近代西洋医学と東洋的伝統医学を包括する、新しい生命観・身体観および治療システムを考究する。       
   ○西洋(科学)と東洋(伝統)
            → 共生口腔医療 Symbiotic Oral Health Care


体の医学と心の医学との視点

・“心身一如”の復活…近代合理主義による体と心の二分化、専門分化による身体領域(口腔領域)の断片化への反省。

・医療を施す側における心の問題…東洋医学にある宇宙観、自然観、生命観、身体観はさまざまな触手を持ちいろいろな領域と関係をもつ。それを良いことに、我田引水の東洋医学的療法も跋扈する。

・お年寄りと子どもたち…過去に活躍した人たちや高齢者への配慮と、小児への根本生理教育。
   ○物質(粒子)と精神(波動)
         → 口腔コスモロジー医療 Cosmological Oral Health Care



日本補完代替医療学会JJCAM Vol.5,No.1,2008.Feb.
 「歯科領域における東洋医学の役割と展望」
オカムラ歯科医院/PTPシステム研究所 岡村興一
の掲載論文より抜粋改変


<歯科と漢方>

 歯科口腔領域に東洋医学(伝統医学)を応用する場合に考慮すべきものとして、近代歯科医学の考え方 (西洋医学)と伝統的口腔観(東洋医学)の違い、「統一整体観」における口腔(部分)と全身(全体)との関係、そして口腔構造(粒子性)と口腔機能(波動性)の比較という三つの対比ポイントをあげることができます。断片化あるいは孤立した“歯科” “歯学”というとらえ方を超えて、口腔はあくまで全身(全体)と有機的に相互関連する“ある動的領域”とする「口腔コスモロジー Oral Cosmology」(筆者造語)観が必要だと思います。

 東洋医学には「口腔外科」主体の歯科医療から「口腔内科」を積極的に活用できる示唆に富んだ内容が多くあります。口腔外科と口腔内科は歯科医療システムの中で車の両輪と言って良く、歯科東洋医学の役割は大変重要だと確信するものです。

『漢方と最新治療』世論情報社 第15巻第4号(通巻第59号)2006年11月15日号
「歯科と漢方」特集に当たって
オカムラ歯科医院 岡村興一
の掲載論文より抜粋改変
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